いまさらなんですが、今まで飼育してきたリコリスグラミーの写真や生態情報を少しずつ記事にしていきたいと思います。
まずは記念すべき1種類目はこちらです。
名前:パロスフロメヌス・フェニクルス(フォエニクルス)
学名:Parosphromenus phoenicurus.
体長:3.0cmほど
生息地:インドネシア スマトラ島 リアウ州 Langgam周辺
学名のphoenicurusは不死鳥フェニックスに由来します。
※違いました。記載論文にちゃんと『The species name (a noun in apposition) is derived from the Greek words phoinix (crimson) and oura (tail)』と書いてありました。
つまりcrimson + tail で深紅の尾(鰭)ですね。大変失礼致しました。
腹鰭や背鰭・臀鰭の前方は青く、後方にいくほど赤く染まります。
尾鰭の内側の模様がなんとなく三角形に見えるのが特徴です。
腹鰭のフィラメントは黒色です。
鰭の模様には個体差があるようで、青色部分が広い個体もいれば、ほとんど赤黒の個体もいます。
メスの鰭は無色透明ですが、興奮すると少し赤味が増す個体もいます。
繁殖レポートがあります。
フェニクルス繁殖レポート①
他の写真(2024/03/11追加)
参考文献
Schindler, I. and H. Linke.(2012)
Two new species of the genus Parosphromenus (Teleostei: Osphronemidae) from Sumatra.
Vertebrate Zoology 62(3): 399-406