リコリスグラミー 飼育・繁殖メモ

リコリスグラミーの飼育・繁殖その他もろもろの備忘録です。

パロスフロメヌス・ハーベイが産卵し、稚魚が生まれました。


皆さんこんにちは、ナカシマです。

6月4日にパロスフロメヌス・ハーベイ(Parosphromenus harveyi.)が産卵しました。

このハーベイは大阪の某有名ベタショップさんから購入したもので"Kota Kemuning(コタ クムニン)"のロケが付いています。

2月半ばに導入して4月末に繁殖水槽に移動、そこから1ヶ月近く変化無しでしたがピートモスを投入し大雨の直前に換水したところ産卵を迎えました。

現在は稚魚も泳ぎ始めています。

今回はその様子を写真でご紹介していきます。

成長記録のつづきはこちら
パロスフロメヌス・ハーベイF1の成長記録 浮上後〜生後13週目まで - リコリスグラミー 飼育・繁殖メモ

パロスフロメヌス ハーベイF1の成長記録 生後14週~半年頃まで - リコリスグラミー 飼育・繁殖メモ

ハーベイの繁殖行動

Parosphromenus harveyi."Kota Kemuning"のペア。
メスを誘うオス。
ヒレを広げてメスにアピール。
6月4日産卵を確認。タコツボの中に産卵しました。天井に泡巣を作り卵をくっつけます。
6月7日、稚魚が孵っています。
巣の周囲をウロウロするオス。

稚魚浮上

ハーベイの稚魚。生後10日ほど。

産卵確認後にメス親を回収、6月10日に稚魚が泳ぎ始めたタイミングでオス親も回収しました。

浮上直後の3日間はゾウリムシを与えその後徐々にブラインシュリンプに切り替えています。

今は朝夕2回ブラインシュリンプを与え毎日10%ほど換水しています。

ハーベイ自体は2018年にTanjung Malim(タンジュンマリン)産として入ってきたものを飼育していましたが、そのときは私のスキル不足故に繁殖させられませんでした。

マレーシアは輸出規制が厳しいようで、これ以降ハーベイやナギィといったマレーシア産のリコリスは全く入ってこなくなってしまいました。

今回奇跡的にハーベイを入手し繁殖させることが出来たので、なんとか国内で維持したいところです。

また、ハーベイと同時に以前から飼育していたcf.phoenicurus.も産卵しました。

こちらもハーベイと同じタイミングで仕掛けていました。

私は今まで何度もリコリスを産卵させてますが、未だにどうすれば産卵するのかよくわかりません。

何となくこれが関係してそうだな?と思うものはありますが、そんなもの関係無く産んだり産まなかったりします。(泣)

今回同時に産卵してくれたことで、すこーーーしだけリコリスの産卵スイッチが判ったような気がします。

嘘です。何もわかりません。わからんわからんわからーーーん!!

おまけ

最後まで読んでくれた方に繁殖時のデータをお見せします。

と言ってもこの数字自体にはあまり意味がないのですが…。

何かの参考になれば幸いです。

繁殖水槽のデータ:
25×25×16cm(約8L)
産卵直後の水質:水温27.0℃ pH5.7 TDS147
スポンジフィルター水流弱め
アドバンスソイルpHコントロール薄敷
水面はサンショウモで埋め尽くし
陶器のシェルター3つと落ち葉多数
換水にはソイルで軟水化した水にトリプルブラックウォーターを添加して使用
熱湯殺菌したピートモスティーパックに詰めて投入