こちらの記事ではリコリスグラミーの飼育に必要な物と、リコリスグラミーを導入するところまでを解説していきます。
熱帯魚歴1~3年くらいでこれからリコリスグラミーを飼いたいという方を対象に書いています。
主に使用機材の話なのでベテランの方には今更な内容かもしれません。
リコリスグラミーって何?という方はこちら
kn-licorice.hatenablog.com
具体的な飼育方法についてはこちら
kn-licorice.hatenablog.com
<もくじ>
<必要なもの一覧>
まずは飼育に必要なものをざっくり説明します。
水槽
はじめは30cmキューブ水槽がオススメ。
安価で使用できる機材も多く余裕をもって飼えます。(リコリス5匹+小型魚5~6匹+エビ等)
ペアだけなら12L以上の水槽(S水槽や25cmキューブ)でも飼育できます。オスは縄張りを持つので横に広いほうが良いです。
水槽はしっかりした台に乗せましょう。
ヒーター
熱帯魚なのでヒーターは必ず設置しましょう。
水温が20度を切ると病気が出ます。
水量に合わせてワット数を選んで下さい。
(参考:~10Lなら30w、15Lなら50w、25Lなら80w以上)
フィルター
水量に合った物ならなんでもOKです。
ただし、投げ込み式のフィルターなどは機材の隙間にリコリスグラミーが挟まれないよう注意してください。
ブラックウォーターにしてシンプルに飼育・繁殖を楽しむならスポンジフィルター。
大きめの水槽でCo2添加して水草をレイアウトしたり他の魚と一緒に混泳を楽しむなら外部フィルターがオススメです。
私は主にスポンジ・底面・外部フィルターを使用しています。
<その他あると良いもの>
ヤシャブシの実・マジックリーフ等
ブラックウォーターにしたい場合は必要です。
そのまま入れると謎の生物が湧いたり(粘菌とか)するので、入れる前に熱湯で5分ほど殺菌消毒したほうが安全です。
また、簡単にブラックウォーターを作れる商品もあります。
<水槽立ち上げ>
完全に初期から立ち上げる場合は機材をセットして水を張ったら、ラスボラやヤマトヌマエビ等の丈夫な生物を入れて2週間ほど様子を見てバクテリアが湧くのを待ちましょう。
飼育水や濾材を他水槽から流用する場合も3日ほどは様子を見たほうが無難です。
水槽に移すときも30分から1時間ほど水合わせをしてください。
<リコリスグラミーの入手>
入荷は不定期で大手チェーン店でも2ヵ月に1回ほどです。
安いものでは大体1匹1000円前後で売ってます。
滅多に入荷されない希少な種類や採集場所などの情報が明確なものは数千~1万円ほどします。
ワイルドベタや小型熱帯魚に強い専門店のほうが買ったほうが安心です。
購入するときに個体を選ぶポイント
リコリスグラミーは基本的に輸送に弱いので入荷直後は状態が悪いことも多いので注意が必要です。
また、ショップの水槽では物陰に隠れっぱなしで鰭の色も飛んでいることが多いです。
なので、まずは5分くらい水槽を観察してみましょう。
・体側の縞模様がはっきり出ている。
・ヒレを開いている。
・大きくて太っている。
・泳ぎ回って底砂やスポンジフィルターをつついている。
このあたりが元気な個体の特徴です。
底でじっと動かなかったり尾鰭をバタバタさせて泳いでいる子は病気かもしれないので避けましょう。
簡易的なオスメスの見分け方
発色してない状態のリコリスグラミーのオスメスを見分けるのは難しいです。
しかし、それなりに見分けられるポイントがあります。
それは尾鰭の模様です。
オスなら鰭の内側にうっすらとラインや模様が見えます。
メスなら無地で「しゃもじ」のような形をしています。
また、抱卵していればお腹が白く見えます。
あくまで簡易な方法なので目安程度に思って下さい。
実際には種類によって雌雄の見分け方は色々あるのですが、最低限ここだけ確認すれば全部メスだったみたいな事態は避けられると思います。
導入編はここまでです。
リコリスグラミーとは?kn-licorice.hatenablog.com
飼育編はこちらkn-licorice.hatenablog.com