☆フェニクルス繁殖レポート一覧☆
また随分間が空いてしまいましたが・・・前回の続きをレポートしていこうと思います。
実は大きなトラブルがありました。
ひと安心と思ったら…白点病発生
誕生から2週間ほど経過し、いつものように餌を与えていると…稚魚に小さな白点が付いてるのを発見してしまいました。
そう、白点病です。
換水は2日に一回ほどしていましたが、水質が悪化するペースのほうが早かったようです。
給餌量が多かったのか、濾過がうまくいってなかったのか…
幸い白点の数も少なく稚魚も元気に見えるので、早期に根絶しようと思い治療を開始しました。
薬浴か塩水浴か?
白点病の治療方法は薬を使ったものや塩を使ったものなど色々あります。
今回はヒコサンZを使った薬浴をすることにしました。
塩水浴では効果が薄いと思ったのと、昔使ったヒコサンZがまだ残っていたからです。
ヒコサンZの薬効成分であるマラカイトグリーンは白点病や水カビに効果がありメダカの卵の防カビなどにも使われています。
ただ、リコリスグラミーの稚魚に使っても大丈夫なのか?という疑問はありました。
薬浴開始。ヒコサンZの効果は…
中途半端に薄めると効果が無かったり耐性菌が現れることがあるので、まずは規定量通り(10Lにつき1ml)ヒコサンZを使用してみました。
2日ほどで薬品の色が消える(効果が無くなる)のでその度に水換えをしてまた規定量を追加するというのを2週間ほど繰り返しました。
ソイルを使っているせいか効果が出るまで時間がかかりましたが、白点の数はかなり減りました。
一度トリートメントタンクに移動
気にならない程度にまで白点は減りましたが、再発を繰り返すのが怖いので白点病を根絶するために一度トリートメントタンクに移すことにしました。
元いた20cmキューブではもう狭いので、トリートメント後は一回り大きい水槽に移動してもらうことに。
トリートメントタンクに移すときに初めて稚魚の数をちゃんと数えましたが、なんと42匹も残っていました。
卵の時点では50~60個ちょっとだったので驚きの生存率です。
稚魚とはいえ20cmキューブに42匹もいたら白点病も出ますよね…
トリートメントタンクでも1週間ほど薬浴を続け、白点病の消滅を確認しました。
その後、稚魚たちは用意していた30cmキューブ水槽に移動しました。
経過観察…
30cmキューブに移動した後も白点病は再発しませんでした。
生後数週間の稚魚なので多少の犠牲は出るかと思いましたが、対処が早かったおかげかほとんど死ぬこと無く治療できました。
ただ、薬浴の期間が長かったので後々稚魚に影響が出ないか心配なところです。
治療は成功したものの反省
幸いなことに稚魚の白点病治療はうまくいきました。
しかし、今回の件で稚魚の給餌量や水換え頻度など反省すべき点がいくつか見つかりました。
今後も飼育環境については改善していきたいところです。
↓次回のレポート↓
kn-licorice.hatenablog.com
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